スポーツ時の外傷を予防したい方(マウスガード)

近年スポーツの一部ではマウスガードの装着が義務付けられるようになってきました。
スポーツ時の外傷、特に歯の破折や脱臼、アゴの骨の骨折などを予防するうえでも大変重要な役割を果たしています。
特にラグビー、空手、ラクロスなど激しいスポーツをする選手にとっては、おすすめいたします。

スポーツ外傷の発生状況

一般的に、スポーツ外傷は、頭部顔面、胸部、腹部、上肢、下肢が多く、部位別で発症する頻度の高い外傷としては、骨折や打撲などが特徴です。
その中で顎顔面口腔領域に発生する外傷の中で、スポーツが原因のものがどの程度であるか各大学病院、歯科口腔外科において、処置された顎顔面領域の外傷を原因別にみてみると、いずれの施設においても交通事故、転倒、転落に次いで10~20%前後の高い頻度でスポーツの際に外傷が起こっていることがわかります。

スポーツによる口腔内の負傷原因について、コンタクト系スポーツのラグビーとラクロスを例に調査したグラフです。いずれもマウスガードをつけていなかった選手の事故について集計したものです。

これらの図を見てわかるのは、いずれの競技でも相手選手との衝突によって負傷するケースが多いということです。特に、相手選手の頭で負傷する場合が多く、このとき自分の歯で相手選手の頭にケガを負わせることがしばしばあります。次いで、ラグビーでは、フィールド設置物(ゴールポスト、ベンチなど)との衝突、ラクロスではスティックやボールなどプレイ用具による顔面打撲がよくみられます。このように、口腔内のケガには競技による特異性もあります。
口腔内のケガには、軽度から重度のものまであり、以下のように3つに大きく分けられます。

  • 軽度…痛みや出血が少なく、軟組織(唇や歯肉)の損傷や歯が少しぐらつくなどです。
  • 中等度…歯の破折や縫合が必要な軟組織の損傷。
  • 重度…摂食機能(食べること)に影響するようなケガで、アゴの骨折などがあげられます。その他にもアゴの関節や筋肉を痛めている場合もあるので軽い事故でも咬み合わせがおかしいと感じたときは、口腔外科のある大きな病院に受診されることをお勧めします。

軽度のケガで、問題になるのは、ケガの治療にいかれない選手の方が多いことです。未受診選手の口腔内を後日診査したところ、軟組織の拘縮性瘢痕(ケロイド状傷痕)、歯の変色、位置移動、顎関節の異常など、後遺障害と思われる病変が多く見られました。下の図はマウスガードを初めて使用する者260名を対象に、これまでのスポーツ歴における口腔内のケガの受傷(事故)経験を調べたものです。総事故件数は183件に上ります。そして、図中カッコ内は選手が医療機関へ受診した件数ですが、受診率は約15%と大変低いものでした。マウスガードによって、より安全にスポーツを楽しんで競技してください。

マウスガードをご希望の方はお問い合わせ下さい。

各個人にあったオリジナルを製作いたします。
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